Dr.舞コラム②乳歯の歯ぎしり
2018年05月11日
先日、4歳のお子さまと来院していただいたお母さまから
‘うちの子が歯ぎしりをするのですが大丈夫でしょうか?’
と相談を受けました。
歯ぎしりはストレスの多い大人に起こるもの、というイメージが強いですが歯が生え始める乳児にも歯ぎしりはあり、10歳までの子供では、全体の30~35%に歯ぎしりが見られると言われています。
赤ちゃんは、だいたい6ヶ月頃から下の歯が生え、上と下の前歯が揃い始める生後8〜9ヶ月を過ぎると、前歯だけを使って歯ぎしりをする子が出てきます。
乳児の歯ぎしりは新しく歯が生えてくる過程で、安定して噛むことができる顎の位置を探しいているため、また、顎や筋肉を鍛える効果もあり、食べ物を食べられるように準備をしているため起こるといわれています。
そのため歯ぎしりは成長過程において必要であることがほとんどなのでそれほど心配する必要はありませんが、歯ぎしりによって乳歯が擦り減ってしまったり、神経に炎症が起きてしまったりする可能性もありますので気になる症状があるときには一度、歯科医院で診察を受ける様にして下さい。
川口 歯医者 平日夜8時まで 土日診療 哲デンタルクリニック